抱いたもの
お互い、消えてなくなるまで線は続いていく

いつかその日が訪れるまでは、笑顔を記憶していこう

太陽になりたかったという夢、こぼれ落ちていく

ぜんぶきみのものでいいよ、僕の心臓でも

「花が散るときのイメージがいちばん映える」と君は言う

抱いたものは果たして愛したものか、愛されたものか

でも、悲しくなるくらいなら……些細な喧嘩もかわいいものだろうか

いつだって君の面影を見ていた。それは君自身じゃなかった

地球が滅ぶ日の日常を幸福に変えて

寄り添いあって、手のひらの大きさの違いをはじめて知った